「太陽もかなわない」
2015年7月発売
1.太陽もかなわない  

 

2.さあ吹け!青い風    
3.短冊、花しぐれ    
4.Dear Friend(2015 スペシャルトラック)    

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初めて宮城県は南三陸町を訪れたのは2012年の夏。
震災二ヶ月後から、この町で生活し始めてる友人の所へ。
彼は「太陽村」なるボランティア宿泊施設を運営。
もちろんプレハブ建築である。
海辺の町は、家の基礎部だけが残されている。
地盤が下がってその基礎部に海水が浸ってた。
内陸部の津波が到達したと思われる
山裾の木々の下の方は枯れて葉がない。

毎月最終日曜日に開催されるイベント「福興市」を体験した。
砂利の広場に屋台が並ぶ。
トラックの上では地元の方や、全国から来たパフォーマーのステージ。
震災から1年半後の夏、、、熱気をくらった。
エネルギー満載なのである。

二度目に訪れたのは同じ年の秋。
暗くなった夜7時頃に「太陽村」到着。車を下りると、、。
ん?、、、、
あんまり生では聞く事のない音色が聞こえる。
三味線だ、、、イヤ、ちょっと違う。
子供の歌声も聞こえる。あっ!沖縄三線だ。
なぜ?この東の地でなぜ?
闇に浮かんだプレハブ小屋より♪イーヤーサーサー〜♪だ。
かなりの異空間に参った。

練習を見させてもらった。
おもにBEGINさんの曲がレパートリーだ。
震災時、歌の無力さを痛切に感じた。
存在する歌がすべてウソでキレイゴトに思えた。
歌ってなんだ?

子供達が歌っている、
子供達が三線を奏でてる、
子供達が集まっている。
、、、泣いた。こらえたけど、、、泣いた。
歌っていいもんだ。答えを見た。

この夜がサンシンズJr.との初めての出合い。
練習が終わって、
子供達のおやつに用意してあったシュークリームをもらってほおばる。
あの味は今でも覚えてる。きっと忘れない。

震災後、
避難所を訪れた沖縄の自衛隊の方々が、三線ミュージックを
披露した時に興味を持った子供達が
母体となって結成された「サンシンズJr.」
自衛隊の方々がこの町を去る時に三線を置き土産していった。

それから度々、この町を訪れた。
訪れるたびに、サンシンズJr.の子供達が遊んでくれる。
プレハブ小屋で一緒に演奏した。

一緒にステージに立ちたい。
翌年、復興市のステージでジョイントできた。

「太陽もかなわない」初披露。
まだ歌詞が体に入ってなくて譜面台を使ったが、
浜風がそれをなぎ倒して手ぬるい歌い手をこらしめた。

しばらくして、
彼ら版の「太陽もかなわない」ができて練習してるの報。
彼らの視線での歌詞。驚いた。

子供達は将来、この歌をどう思うようになるかなあ?
「よく関東の方から遊びに来る人いたよな〜酒のんで騒ぐあの人!」
「あの頃の事思い出すから、なんかヤダなあ〜」
、、、、思い出話になってくれればいい。光栄だ。

思い立ったら、また会いに行こう。
気分が晴れなくなったら、元気いっぱいの素晴らしき合唱団に。
南三陸町へ。

歌っていいでしょ!、、、彼らが教えてくれた。
♪イーヤーサーサー〜!♪は素晴らしい合い言葉だ。
        
マーマーバンド チャオ

関連リンク

http://www.nhk.or.jp/ashita/miraijuku/local/140609.html
NHK 東北発・未来塾

http://kokoropress.blogspot.jp/2014/12/blog-post_4.html
宮城県復興応援ブログ・ココロ プレス

http://minami3riku.com/index.shtml
みなみ3りく・太陽村

http://www.beanscompany.net/shop/
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